初めての重説・売契やりました
まだ築数年・新築で買ったマンションを売って、戸建てを購入しようとしている知り合いから「自分のマンション買う人決まってるから、安く仲介してもらえませんか?」という連絡がありました。10コくらい年下。景気いいなー。
自分でも半年前にマンションを買ったところだし、1件中古マンションをアットホームで売りに出してるし、重説作るのはだいたいやり方分かったから「喜んで!!!」と仕事を受けました。確実にお金になる仕事です。こんな話あるんですね。
買主も知り合いでした。10年くらい前は毎日のように顔を合わせて一緒に仕事をしていた仲間です。でも、オレより一回り以上若い。ローン組んでマンション買うって歳なのね。
ひとりで不動産屋をやってるものなので、誰も教えてくれる人はいません。自分で重説・売契をこなすには、ネットとか本とかいろいろ調べながら落ち度の無いように準備を進めます。
うさぎの協会のサイトから必要書類をダウンロードします。「重要事項説明書」「売買契約書」「付帯設備表」「物件状況等報告書」「不動産概要書」「不動産購入申込書」「不動産売渡承諾書」「契約のご案内」「クーリングオフ告知書」「本人確認記録」「顧客カード」「領収書」どんだけあるんじゃ! そのあとの決済・引渡しには、また違った書類があります。
ひとつひとつ必要事項を記入していきます。これを仕上げるだけでも丸三日はかかりました。(重説の調査などは別です。)疑問点はネットで調べたり、知り合いの不動産屋に聞いてみたり。
「マンションの売買って、消費税いらないんだっけ? 半年前に買ったときオレ払ってない。」から始まり、「ふーん手付金の領収書って印紙いらないんだ。」「仲介手数料は、印紙200円ね。」「印紙に割り印必要なんだ。」と自分の常識の無さが露呈していました。ひとつひとつネットなどで確認するから時間かかる。
物件価格は5000万超えてたので、印紙は3万円分。売主分・買主分で6万円。「ホントに合ってるよな。」法務局行って買うとき手がプルプル震えました。売買契約書を印刷して製本するんだけど、印紙を貼るのは一番最後。文面なんかで修正があったら印紙ははがせない。「最後の最後の最後に貼ろう。」と心に誓う。
「付帯設備表」「物件状況等報告書」 は、事前に売主に書いてもらいます。「これそのまんまメールで送っても分かりずらいよな。」みんなどうやって書いてもらってんだろう? 元付けと売主はいろいろ情報交換が必要だから、どっかのタイミングで訪問とかして書いてもらってるんだろうな。
面倒くさいので、事前にはPDFでメールで送っておいて、実際書くのは当日にやってもらいました。オレが買主と重説やってるときに、隣で書いてもらいました。そのときは、自分で記入例を作って書き写してもらうやり方。「違和感のあるものは、自分の思うとおりに書いてね。」
売買契約書は、写しを持って帰ります。司法書士に送るためです。現地の近くの喫茶店でやってたので、ちかくのコンビニに写しをとっておく書類を持って行ってコピーをしました。司法書士は売契の内容を確認して、この後必要になる書類や売主の抵当権抹消の価格などをはじき出してくれます。
トータル120分で終わらせようねということだったので、流れとしては、重要事項説明(50分)物件状況報告書説明(5分)付帯設備表説明(5分)売買契約書読み合わせ(30分)金員受渡(10分)領収書渡し(5分)署名捺印(15分)売契コピー(10分)こんな感じの予定を組んでいって、だいたいオンスケで完了しました。長くやってもボロが出るだけなので「早めに終わらせてほしい。」というリクエストはとても助かりました。
仲介手数料はとってもお安くしたのですが、いちおう両手なので結構な札束が手に入りました。これはうれしい。引渡し・決済時にも同じだけの札束をいただきます。ありがとうございます。それに見合うお仕事をさせていただきます。
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